こんにちは。子供の成長&身長サプリアドバイザーの「saki」です。
女の子によく見られる成長障害の中に「ターナー症候群」というものがあります。普段あまり耳にしない言葉なので、聞いたことがあるという方はほとんどいないでしょう。
このターナー症候群というのは本来あるべき染色体の1つがなかったり、構造上に異常があることが原因で起こる「染色体異常」による成長障害です。この病気は出生児の4,000人に1人という確率で起こる病気です。基本的にこの病気の胎児は99%の確率で自然流産になると言われています。
ターナー症候群の症状は?
卵巣の発達が悪く生理がありません。さらに、必ずと言っていいほど「低身長で肥満になる」と言われています。
ターナー症候群にかかる女の子は家族よりも身長が高くなることはありえません。身体にさまざまな変化があるので、基本的に病気自体を見過ごしてしまうことはありません。ただ、症状によっても個人差があり、幼稚園から小中学校にかけて次第に身長の低さが目立つようになります。
さらに、心臓病や難聴といった合併症も起こりやすくなり、低身長症という名前からは想像もできない怖い病気なのです。
治療法は?
治療法は「成長ホルモン治療」になります。これはターナー症候群の子供の成長を促進することができます。最も治療に適している年齢は12歳~13歳です。
低身長症という病気全般に言えることですが、治療を始める時期は非常に重要です。その時期を見極めるのは医者ですが、変化に気づけるのは親しかいません。治療が遅れないように、少しでも変だと思った場合は病院を受診してください。
まとめ
女の子だと10歳ごろから思春期が始まるので、それまでに身長が伸びていき、思春期に入ると爆発的に身長が高くなります。
思春期だけでも20cm~25cm程度は身長が伸びるといわれています。
一方、ターナー症候群による低身長の女の子の場合は思春期でも身長の伸びが悪く、他の子供と明らかに差が出てくるようになります。
先ほども言ったように、治療に適してる年齢は12歳~13歳です。ですので、明らかに他の子供と成長のスピードが違うと感じた場合は、専門医の先生に相談した上で、染色体分析などで検査してもらってくださいね。