こんにちは。子供の成長&身長サプリアドバイザーの「saki」です。
世界的に見ても症例が少ない子供の病気の中に「慢性腎臓病(CKD)」というものがあります。この病気に子供がかかってしまうと、成長や発育に影響が出ると言われています。
小児人口の10万人当たり約3人がかかる病気だと言われているので、ほとんどの方がこの病名も知らないと思いますし、病状に関してもわからないと思います。
この病気は生まれてすぐにわかるような病気ではないので、子供が成長していく過程の中でわかる病気です。ですので、きちんとその症状や原因、治療方法については親として知っておくべきだと思います。なぜなら、どんなお子さんもなる可能性があるからです。それでは慢性腎臓病(CKD)について詳しく見ていきましょう。
小児慢性腎臓病(CKD)とは?
この病気は腎機能障害が長期にわたって進行する病気になります。その原因は先天性による異常がほとんどで、遺伝子異常も考えられています。まだ完全に解明されている病気ではないので、症例の少なさから不明な点も多い病気になります。
さらに、病状が進行することによって様々な合併症引き起こす可能性があるので、危険性が高い病気だと言われています。
慢性腎臓病(CKD)の症状と診断方法は?
まず診断方法は、3歳時になったときに学校でする尿検査によって発覚する場合がほとんどです。この病気の怖いところは、症状がほとんどわからないというところです。
・喉が渇きやすい
・おしっこの量が増える
このような症状がみられるのですが、普段生活していて明らかにおかしいなと感じる部分は少なく、病状を発見するのはかなり難しいといえます。でもこの病状が進行すると、低身長症や体重が増えないなどの成長障害、さらに発達障害や合併症など様々な病気を引き起こし、命を脅かす危険性もあります。
早期発見、早期治療を目指すのは難しいので、3歳児の時の尿検査の結果を注意深く確認する必要があります。
治療方法は?
症状によって様々な治療方法があります。激しい運動をしないように気をつけたり、塩分を減らすなどの食事制限がされる場合もあります。さらに病状が重くなると透析療法や、両親からの腎移植をする場合もあります。
だから出来るだけ早く発見し、小児慢性腎臓病(CKD)が進行しないように治療しなくてはいけません。
まとめ
残念ながら小児慢性腎臓病(CKD)は、現代の医学による完治は不可能です。しかし、早期発見・早期治療することで、透析などの治療や腎移植といった大がかりな治療を遅らせることができます。
基本的に尿検査から発覚する病気なので、異常があればすぐに病院に受診するようにしましょう。初期の場合は生活習慣から改善する必要があるので、規則正しく生活し、栄養バランスの整った食事を食べさせてあげることで今後の予防にもつながるでしょう。