こんにちは。子供の成長(身長)サプリアドバイザーの「saki」です。
身長サプリや成長応援飲料の中に含まれている成分で「子供の身長を伸ばす!」とまで断言されている「アルギニン」
私の子供(小学校高学年の弟)も今現在アルギニン配合の成長応援飲料を飲んでいますが、順調にすくすく成長してくれています。もちろんアルギニンだけの効果ではないでしょうが…。(※その製品はこちらです)
アルギニンはある試験のデータから、科学的にも子供の成長に期待できる成分だと証明されています。そんなアルギニンを知る上で重要な「5つのポイント」があります。そのポイントとは、
・そもそもアルギニンは一体なんなのか?
・どんな食品から取れるのか?
・摂取量は?
・アルギニンの効果は実際どう?
・副作用はないのか?
など、この5つのポイントを知ることで子供の成長に効果があると言われる「アルギニン」を完全に攻略することができます。これら5つのポイントを解説しながら、アルギニンに対する素朴な疑問や、問題点なども徹底解説していくのでぜひ参考にしてみてください。
まず、アルギニンとは?
アルギニンは天然成分のアミノ酸です。ちなみにこのような粉です↓
非必須アミノ酸と言って必ず必要なものではないけれど、子供の成長には欠かせない栄養素です。
どうしてそこまで重要なのかというと、身長を伸ばすために必要不可欠な「成長ホルモン」は、数多くのアミノ酸が重なって作られています。アルギニンはその成長ホルモンの分泌を促進させる働きがあるのです。だから子供の成長や身長を伸ばすためにアルギニンは効果的だと言われているんです。(※成長ホルモンと身長の関係についてはこちらを参考にしてください↓)
なぜ身長は伸びるの?意外と知らない子供の成長のしくみ【徹底解説】
アルギニンがとれる食品は?
毎日の食事からアルギニンが多く摂れるものは「肉類」と「海老などを含む魚介類」、後は「大豆製品」です。その中でも特に鶏肉はアルギニンが多く、普段からよく食卓に並んでいる食材だと思います。
全体的に見ると、タンパク質を主体にした食品にアルギニンは多く含まれています。(ちなみに摂取量のところでもご紹介しますが、子供の成長に必要なアルギニンの量は4,000mg~5,000mg程度です。)
では具体的にアルギニンが多く い食品をご紹介していきます。
肉類
肉類は育ち盛りの子供が好む食材ですし、普段よく食べているものだと思います。例えば、
・豚ゼラチン(100gあたり7,000ミmg)
・豚ロース(1,300mg)
・牛ひき肉(3,300mg)
・鶏ムネ肉(1,500mg)
このようにアルギニンが含まれています。普段から食べているものも多く、比較的に摂取しやすいのが「肉類」です。だから、豚ゼラチンにアルギニンの量が多いからといってそれだけにこだわる必要はありません。バランスが大事です。
肉類は食べ過ぎてしまうとカロリーが高く肥満の原因になってしまいます。いくらアルギニンが摂りやすいからといって、食べ過ぎには注意してください。
魚介類
魚介類にもいろんな種類がありますが、特に「エビ」からアルギニンは多く摂れます。例えば、車海老で約2,000mgのアルギニンを摂ることができ、この数値は肉類の平均値よりも1.5~2倍近くあります。
全体的に魚介類はアルギニンが多いので、積極的に食べるべき食品です。焼き魚は嫌いでもお寿司は好きな子供も多いと思います。調理方法を少し工夫するだけで、子供はアルギニンを簡単に摂取することができます。ここは母親の腕の見せ所ですね^ ^
大豆類
なぜ3つ目に大豆類をご紹介するのかというと、正直なところおすすめ度が低いからです。実は大豆類には子供が好んで食べるものが少ないんです。
例えば「干し湯葉」。これには100gあたり4,400mgと、大量のアルギニンを摂取できるのですが「普段から子供が好んで干し湯葉を食べますか?」と聞かれれば・・・ですよね。
だから「大豆類はアルギニンが多い」とだけ覚えておきましょう^_^;
この3種類はアルギニンを摂取する上で欠かせない食品です。これらを食べると、胃の中で栄養が分解されて肝臓からアルギニンが体中を巡ります。そして脳の視床下部に届くことで、成長ホルモンの分泌を促進させることができます。
ただし、食品からアルギニンを摂る場合は一度分解されるために吸収率が悪く、サプリメントとして吸収した方が効率が良いと言われています。
アルギニンの摂取量について
「スーパーアミノ酸」と呼ばれるアルギニン。その摂取量の目安は子供と大人で違います。これはアルギニンの摂取量などを調査している機関が発表しているものなので、かなり信憑性が高い情報です。(※ネット上にある情報には根拠がないものが多いので・・・^_^;)
・子供の場合
4,000mg程度(6歳以上の場合)
・大人の場合
5,000mg~9,000mg
1日にこれだけの量を摂取すればアルギニンの恩恵が受けられると考えられます。
アルギニンの摂取方法について
これは成長ホルモンの分泌が最も多い時間帯と深く関係しています。成長ホルモンは「就寝後3時間以内に最も分泌される」と言われています。だから、アルギニンを飲むなら分泌をさらに促進するために飲むのが望ましいと考えられます。
となると「就寝前」に飲むのが一番おすすめです。さらに吸収率を良くするために寝る前の空腹時に摂取するのが一番です。
この方法でアルギニンを摂取できるのは、身長サプリメントや成長応援飲料にしかできないことです。さすがに寝る前に肉類や魚介類、大豆類などを食べるわけにはいきません。だからサプリメントを飲むことで効率よく吸収する方法が最も最適だと考えられます。
アルギニンの効果について
子供の身長を伸ばすためには成長ホルモンの分泌を促進し、ソフトメジンCという成分が体内で分泌されることで骨が伸び、身長が伸びます。
アルギニンは直接成長ホルモンの分泌を促進することができるので、子供の成長にとって影響力がとても強い成分です。いくら「アルギニンに効果がある!」と言っていても、ネット上には様々な情報が書き込まれているので、どれが本当に信頼できるのかわからないと思います。
ですが、このアルギニンの効果は「ある試験のデータ」が根拠になっています。その実験結果を見ていただければ分かります。
コペンハーゲン(デンマーク)の6歳の子供203人(男児94人、女児109人)について、アルギニン(タンパク質中の)の摂取量が身長の伸びにどのように影響するかが検討されました。試験期間は3年間でした。その結果、アルギニンの摂取量が多い子供の身長は、少ない摂取量の子供より身長の伸びが大きいことが明らかになりました。特に女児ではその結果は明らかでした。一方、男児の場合はその傾向が見られました。
タンパク質は骨の土台となる部分を作ります。ただし、実際には「タンパク質が骨を伸ばす」というわけではありません。タンパク質の中に含まれるアルギニン(アミノ酸)が直接働きかけ、身長を伸ばすための大きな役割があるということが、この結果からわかっていただけるはずです。
成長ホルモンの促進はアルギニンだけで十分!
低身長症の改善のためには「成長ホルモン」を直接注射します。ただ、成長ホルモンの注射は大変高価で、年間薬代だけでも数百万円程度かかります。
もちろん保険適用のものもありますが、低身長症という病気だと診断された場合のみ適用されます。だから「身長を伸ばしてあげたい…」という状態では保険適用にならず、高額な料金を払わなくてはいけません。
成長ホルモンはタンパク質からできているので、飲むと体内でバラバラに分解されてしまいます。成長ホルモンを直接スプレーする商品も販売されていますが、ほとんど吸収されないので効果は全く無いと言って良いでしょう。
それと比べてアルギニンは、サプリメントなどで飲んだとしても体に効率よく吸収されて、成長ホルモンの促進をサポートくれます。
先程の試験データからも分かるとおり、3年間の間子供たちが毎日アルギニンを注射しているわけがありません。つまり、試験データをとるためにアルギニン配合のサプリメントなどを摂取して、アルギニンを摂っていたのだと考えられます。だから、子供の身長を伸ばすために成長ホルモンの分泌を促進させるなら、スーパーアミノ酸の「アルギニン」だけで十分なのです。
アルギニンの副作用について
アルギニンの副作用はほとんど心配しなくても大丈夫です。一応、2万2,000mg以上摂取すると「胃痛、頭痛、下痢」などの副作用があるといわれています。
ただ、2万2,000mgってありえないくらい多い量です。例えば身長サプリメントの中で、アルギニンが高配合で有名な「ドクターセノビル」でも1日の目安は5,000mgと言われています。(※ 4,000mgを超えているので、これは成長に有効的な摂取量だと考えられます)
アルギニンが高配合だと言われるサプリメントでも、2万2,000mgには全然届いていません。多少多く飲んだり、食べ物からの摂取量が多かったとしても、副作用の基準値となる2万2,000mgを超えることはないでしょう。つまり、アルギニンの副作用については全く問題ありません。
アルギニンに過度に期待しない!
アルギニンは飲んで摂取しただけでも体にうまく吸収されます。生活習慣病の改善や予防にも期待できる成分です。
ただし一つだけ気を付けないといけないことがあります。それは「絶対はない!」ということです。つまり「アルギニンで子供の身長が必ず伸びる!」わけでは無いということです。
研究結果からも分かるとおり、継続して飲むことがとても大切です。すぐに効果が出るなら3年間も試したりはしないですよね。あくまで成長は個人差があります。そこを理解して、アルギニンに過度に期待するのはやめましょう。
まとめ
子供の成長に効果があるというスーパーアミノ酸の「アルギニン」。今回ご紹介した内容を見ていただければ、アルギニンがどのようなものか大体わかっていただけたと思います。
何度も言いますが「必ず身長が伸びる」といった成分はありません!
もちろんそれはアルギニンも同様です。ただ、試験の研究結果からもわかるとおり、成長ホルモンの分泌を促進し、子供の身長を伸ばす上でアルギニンは大きく関わっています。
ネット上には様々な情報があり、自宅にいながらすぐに情報が手に入ります。その反面「この情報は確かなのか?」「科学的根拠はきちんとあるのか?」ということを見極めることが大切です。
実際にネット上には「アルギニンは直接注射でないと意味がない…」といった情報もありました。この情報自体、アルギニン以外の成分をアピールするための内容に思えて仕方ないのですが・・・
その情報が本当なら、3年間の試験に参加した海外の子供たちは、実験をするために何年もの間毎日注射をしたのでしょうか・・・。そんなはずありませんよね。そんなことをすれば倫理観に問われる問題だと思います。
そこで実証された科学的根拠は「飲んでアルギニンを摂取したとしても、子供の身長を伸ばすために必要な成長ホルモンの分泌を促進することができた」ということです。このようなデータをもとにアルギニンを配合したサプリメントは今も開発され、販売されています。
実際の効果については常にデータで立証されています。科学的根拠がある情報を元に、そして参考にしながら身長サプリメントを選んでいきたいものですね。